
最近はもう上司が自分より年下、ということも珍しくなくなった。投稿を寄せた東京都の男性(70代〜)は「多くの転職を繰り返したせいで年下の上司によく遭遇する」と振り返る。
一定規模以上の会社では、年下上司と顔を合わせる機会も多いとし、
「年下でも優秀な上司ほど、年上の部下には丁寧に接する」
と持論を述べた。(文:西荻西子)
新人の時、丁寧に教えてくれた上司が部下に
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一方、同じ年下上司でも、若くして出世してしまい、“力不足を感じる上司”ほど「何かと人の一挙手一投足に難癖付けてマウント取りに走る」のだそうだ。男性にも年上の部下がいたことがあるが「やはり年上は年上」とし、
「その部下にマウント取ることなど何の意味もなさないと思う。年上の部下には言葉遣いも丁寧語で話すし業務的な指示もお願いする形で行っている」
という。
“極端な例”として、自身が新人だった際のエピソードを挙げている。新人の頃、丁寧に仕事を教えてくれた上司が、その後、部下として配属されたことがあったという。配属の際、
「久々の再会に、その方は私に向かって『思った通り、ご立派になられ……』などと挨拶してきたものだから『何言ってるんですか。○○さんの初期教育が良かったからですよ』などと返してお互いに笑顔の再会となった」
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と明かした。その後、「部下ではあるけれども年が近かったこともあり、社内の数少ない友として長きにわたりお付き合いが続いた」と語る。
男性は、年上の部下を持つことになった上司の心構えを次のように書いていた。
「上司が年上の部下に地位だけで勝とうとしても無理がある。部下は自分より優秀かもしれないということまで考えられない上司は、非常に付き合い辛いものである。場合によっては優秀な芽を潰すこともあるだろう」
最近はもう年功序列的で人事を決めている会社は少なくなっているだろう。誰でも年下の部下を持つ可能性がある。年齢に関わらず互いを尊重する姿勢がますます重要になっていくだろう。
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