小椋藍、怪我から2戦ぶりの復帰「最初の目標はとにかく自信をつけること」/第9戦イタリアGP 初日

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2025年06月21日 05:40  AUTOSPORT web

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小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGP第9戦イタリアGP
 6月20日、2025年MotoGP第9戦イタリアGP MotoGPクラスの初日のセッションがムジェロ・サーキットで行われ、2戦ぶりに復帰した小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)はプラクティスを19番手で終えた。

 小椋は5月末に開催された第7戦イギリスGPのフリー走行1回目で2コーナーで転倒を喫し、右脛骨上部を負傷。その日のプラクティスでは1周のみを走行して2日目以降と週明けに実施された公式テストは欠場となり、5月27日には手術を受けていた。早々にリハビリも開始していたが、回復が間に合わなかったことから第8戦アラゴンGPも欠場となり、2戦連続の欠場に。

 そして今回の第9戦イタリアGPでは最終のメディカルチェックでも適合と判断され、復帰が叶った。小椋はウイーク前に「足の調子がかなり良くなりました。シルバーストーン以来バイクに乗っておらず、それほど長い時間ではないように感じますが、序盤のセッションでは回復時間が必要になると思います。今すぐレースに出場したいし、早く始められるのが嬉しいです」と意気込みを語っていた。

 復帰後の初走行となったFP1では、まずは5ラップを周回して自身とマシンの調子を確認。その後は2度のピットインを行いながら徐々にタイムを更新していき、終盤にはトップと0.850秒差の1分47秒049をマークした。このセッションでは計17周を完了し、午後の走行へと備えていた。

 午後のプラクティスではリヤにニューのソフトタイヤを履いて挑み、2度目のランで1分46秒台へと突入させる。その後はフロントとリヤともにニュータイヤを装着して自己ベストを更新していくと、終盤には1分45秒998まで短縮することに成功。また小椋の真後ろにチームメイトのラウル・フェルナンデスがつけ、ふたりで追走する場面も見られた。最終的にはトップとは1.364秒差とはなったが、復帰後初走行と確認を行いながら初日を乗り切った。

 2日目には予選とスプリントレースが行われることとなるが、どこまで上位とのタイム差を縮められるか、そしてスプリントでは決勝に向けた確認も行いつつ、追い上げることができるかに注目だ。


トラックハウス・MotoGPチーム 小椋藍(FP1:15番手、プラクティス:19番手)

「久しぶりのバイクでの初日でしたが、初日としてはまずまずだったと思います。今日のポジションとラップタイムには満足していませんが、最初の目標はとにかくもう一度バイクに乗って自信をつけることだったので、初日としてはよかったと思います。明日はまた一日、体力的にも感覚的にもバイクの状態が良くなっていることを期待しているので楽しみです。明日は重要なセッションとなりますが、ポジションはあまり気にせず、とにかくバイクに乗って自分のできることをやっていきたいです」

[オートスポーツweb 2025年06月21日]

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