現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』。ヒロインを務める今田美桜(28)ほか、北村匠海(27)、二宮和也(41)、松嶋菜々子(51)など豪華キャストが注目を集めている。5月29日に放送された第44回では、思わぬ過去作との“リンク”がネット上で大きな反響を呼んでいる。
朝ドラ第112作目となる本作は、アンパンマンの生みの親である漫画家・やなせたかしさん夫妻をモデルにした物語。昭和初期から戦後にかけての激動の時代が舞台となっている。
この時代を描いた朝ドラといえば、2024年度前期に放送された伊藤沙莉(31)主演の『虎に翼』も人気を博していた。じつはこの『虎に翼』の要素が『あんぱん』の劇中でたびたび登場している。
「『あんぱん』の第21回で、北村さん演じる柳井嵩の弟・千尋が新聞を広げて嵩に話しかけるシーンがあったのですが、その新聞には『虎に翼』の劇中に登場した架空の事件である『共亜事件』が掲載されており、《世界線がリンクしている!》と視聴者の間で大きな話題になりました。
また、第15回で千尋が読んでいた本『法窓夜話』にも注目が集まりました。この本は、明治から大正期の法学者・穂積陳重による実在の著書。『虎に翼』の主人公が師と仰ぐ穂高重親のモデルとされており、《時代設定が同じなのがよくわかる》とネット上で関心を集めていました」(芸能ライター)
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さらに、2023年度後期に放送された趣里(34)主演の『ブギウギ』も、『あんぱん』と同じ時代を描いた物語だ。『あんぱん』では、ヒロインの朝田家が戦時中に実在した組織「大日本国防婦人会」に加入するシーンが描かれているが、じつはこの団体は『ブギウギ』にも登場しており、両作品が同じ時代を背景にしていることがわかる。
そして5月29日の放送回で、ついに『ブギウギ』と“リンク”する場面が登場した。
この日の『あんぱん』では、阿部サダヲ(55)演じるヤムおじさんが軍から依頼された乾パン作りを断固拒否するシーンが描かれた。朝田家に緊張感が漂うなか、ヤムおじさんは風呂上がりに「バドジズデジドダ〜」と鼻歌を口ずさみながらご機嫌な様子。なんとその曲は、かつて『ブギウギ』の劇中で趣里演じる主人公・スズ子が歌い、大ヒットしたデビュー曲『ラッパと娘』だったのだ。
これには朝ドラファンから喜びの声が続出。
《ブギウギともつながってたんだ!こういう遊び心がうれしい》
《『ラッパと娘』懐かしい!流れてきて嬉しくなっちゃった》
《ヤムおじさんの『ラッパと娘』に鳥肌たった!こういう演出、本当に嬉しい》
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同じ時代を描いた朝ドラとしては、2019年度前期の『なつぞら』などもあり、《『なつぞら』も何かでリンクしないかな》などと期待の声もあがっている。
今後、どんな“リンク”が飛び出すのかにも注目しながら『あんぱん』を観ると、より楽しめそうだ。
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